石の上にも3年

通常、人は年間目標を立てるとなると過大な目標を設定してしまい、逆に、10年目標を設定する時には自分ができることよりも、はるかに小さな目標を設定してしまうと言われています。

筆者の場合も、まさに、この状態でした。

これまで、様々な副業に手を出しました。最初の3カ月程度は必死にやるのですが、残念ながら3か月程度では、ほとんど成果が出ません。そして、効果が出るまえに止めてしまいます。この繰り返しでした。

これは副業に限ったことではなく、習い事やスポーツ、筋トレ、語学学習、ほぼ全てのことに当てはまるのではないでしょうか?

2年前くらいは筋トレをしようとゴールド・ジムに通っていました。

しかし、短期間で効果を出そうと無理をした結果、ベンチプレスをしていた時に無理な恰好でバーベルを上げてしまい、骨を折ってしまいました。結局、半年ほど運動もできずに、当然、筋力もジムに行く前よりも落ちてしまいました。

再度、ジムへ通うのも恐いので自宅でプリズナートレーニングという本を買って、自重トレーニングを行っています。

自重トレーニングとは、腹筋や腕立て伏せなど自分の体重を使って負荷をかけるトレーニングです。基本的にトレーニングマシーンは要らないのですが、懸垂だけ、懸垂台が必要なので、1万円ほどでAmazonで購入しました。

腕立て伏せと言っても10種類ものバリエーションがあり、最終目標は片腕で腕立て伏せができるようになることです。

週5日程度のペースで、毎日、少しずつ回数や負荷を上げていきます。

例えば、通常の腕立て伏せならば、最初、10回×1セットで始めて、次回は、12回×1セット、さらに、その次は14回×1セット。20回できるようになれば、12回×2セットというように、毎回、少しだけ回数を増やしていきます。20回×3セットができるようになれば、もう少し負荷の高い次のレベルの腕立て伏せに進むというレベルです。

進歩は非常にゆっくりです。しかし、確実に少しずつ進歩していきます。2019年10月から半年間継続していますが、3年間継続すれば、自分に自信が持てるレベルの進歩が得られるだろうと思っています。

「継続は力なり」「石の上にも3年」という諺がありますが、まさに、それを実践している感覚があります。

そして、「継続は力なり」は、筋トレだけでなく、仕事や金銭面にも適用できるでしょう。

それに3年に限定する必要もありません。10年間不断の努力を続ければ、非常に大きな成果が期待できるのではないでしょうか?

そういうわけで、改めて10年計画を作ってみました。

10年計画の作り方

まずは、ここ10年以内に自分が達成したいことを書き出します。

以前は、細かい目標を100個書き出したこともあるのですが、なかなか達成できずに、逆にストレスになりました。

今回は、本当に達成したい目標に絞って書き出しました。

書き出したものをまとめてみると、仕事関係が5個、趣味が4個、人間関係が3個、健康が1個の合計13個となりました。

これから、もっと多くの願望が出てくるでしょうが、出てきたら、それらを追加していきます。

エイブラハムによれば、願望のロケットを打ち上げて、後は、その実現を許容・可能にすれば、自動的に自分の願いが叶うということです。

目的と手段の連鎖化とは?

しかし、そうは言っても、10年後の夢となると遠すぎて、自分がそれらの夢を達成している臨場感が持てません。

そこで、役立つのが目的と手段の連鎖化です。

例えば、収入を増やしたいとしましょう。

これが大目的です。

次に大目的を達成するための手段を考えます。

会社で出世する、副業を始める、投資を始めるなど様々な方法があるでしょうが、自分で興味がある手段を洗い出します。

次に、この手段を中目的として、中目的を達成するための手段を考えます。

このように目的を達成するための手段を考え、次に、その手段を一段階下の目的と考え、その目的を達成するための手段を考える。これを繰り返していけば、最終的に今日から実施可能なアクションプランレベルまで落とし込むことができます。

例えば、ブログアフィリエイトで副業収入を得るのであれば、今日1記事アップロードするといった目標です。

数値目標の設定

数値目標が設定可能であれば、毎月の目標を設定します。

ただ、数値目標や達成時期に関しては、何事であれ、ある程度取り組んでみないと適切な数値が出せないように思います。

例えば、株式投資であれば、年利何パーセントを目標にするのが適当でしょうか?

世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏が生涯年利20%と言われています。また、伝説のファンドマネージャーと言われたピーター・リンチ氏が年利30%弱。資金量はもっと少ないですが、昔の日本の相場師が目標としていたのが年利30%。

そうすると、年利30%程度が妥当な目標と思えます。ただ、こういった目標は、全くの初心者では立てられません。ある程度の知識や経験が必要です。

計画が立てられないようであれば、それは知識不足かもしれないので、もう少し、知識と経験が揃った段階で、詳細な計画を立てればいいでしょう。

数値目標を立案する時の注意点

計画を立案しても、最初の2,3年間は微々たる進歩しかないでしょう。

しかし、経験についても複利が効いて、5年後、10年後には大きな効果が得られると思います。

計画を立案すること自体がポジティブな出来事を引き寄せる

今回、10年計画を立案して感じたことは、少なくとも計画を立案している間は、目標の達成に集中できます。

「こんな目標を達成するのは無理だろうなあ」といったネガティブな感情が発生しません。

つまり、夢や目標の達成に焦点を当て続けることができるのです。そして、引き寄せの法則によって、どんどん夢が叶っていくでしょう。


フラクタル・サーキット願望達成法

これは、フラクタル・サーキットの小冊子に掲載されていた方法を筆者が少しアレンジした方法です。

θ波ミュージックを聞きながら、フラクタル・サーキットを両手で挟み込むように持って、胸の前で合唱し、「ありがとうございます」と唱える。

②フラクタル・サーキットのチタン面を下丹田に当てる(服の上からでOK)。

呼吸法を2回実施する。

「私にとって適切な出来事が必要なだけ起こっています。ありがとうございます」と唱える。

10年計画表を見て、目標達成を過去完了形で唱える。

例えば、ダイエットが目標ならば、

「ダイエットを始めて1か月で5kg痩せました。ありがとうございます」

私の場合ならば、

まずは、ブログのページビュー数を毎月増やしたいので、当面の目標である

「今年の2月にブログを始めてから7カ月でページビュー数が7,000に増えました。ありがとうございます」と唱える。

私たちの潜在意識は時間の概念がないと言われます。また、目標の大小も関係ないとも言われます。しかし、私たちの顕在意識には、それらの概念があります。

エイブラハムによれば、「ボタンを1個手に入れることも、お城をひとつ手に入れることも同じ」ということですが、私たちの顕在意識は、そう簡単にその概念を受け入れられないでしょう。

ただ、10年計画を見ながら、アファメーションを行い、目先の目標を次々と達成していけば、顕在意識の抵抗が弱まるでしょう。

つまり、エイブラハムの言うところの「許容して可能にする」テクニックが自然とマスターでき、将来の大きな目標も達成できるようになるはずです。