速読

速読については、いろいろな方法を練習した。25年前くらいにブームになったときには、新日本速読研究会に通って練習した。ここは、日本で初めて、速読ソフトを導入し、練習した教室であったと思う。まだ、その頃はパソコン自体が高価だったため、教室に行ったときにはソフトを使って練習できたのだが、家で練習する際は、本を指ではじき、そのはじく速度、ページをめくる速度をコントロールすることで、速読のスピードを変更していた。一冊の本を数秒でパラパラめくるような速度から次第に速度を落とすことで、脳が勝手に状況に対応してくれるという説明だった。一冊の本が数分で読めるようになるとまでは行かなかったが、脳が活性化しているという感触は得られた。

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 その次に、練習したのが神田昌典氏が提唱しておられたフォトリーディングという方法だ。

一時、眼の疲れが取れるという3D画像が流行した。この3D画像を見る要領で本を読むというか眺める。この目の使い方をソフトフォーカスと呼んでいたが、このソフトフォーカスで、まず、本を眺める。一冊5分程度。それから、目次を見て、自分が重要だと感じた箇所のみをじっくりと読む。5分から10分。最後に重要箇所をキーワードだけマインドマップに書き出す。残り15分程度。これで、合計30分くらいになるのだが、この方法のほうが、普通に本を読むよりも理解度が高まるということだった。実際にやってみると、普通のビジネス書やノウハウ本なら、確かに、その通りと思える。重要な概念に関しては、何年も後でも内容を覚えている。そんな感触がある。

ただ、1500円程度出して購入した本が30分で読めてしまうと、なぜか、非常にもったいない気がしてしまう。自分の時給が1万円程度あれば、気にならないのかもしれないが、普通のビジネスマンの給料では、あまりに簡単に本が読めてしまうのも経済的に抵抗があるという点がネックだった。

そして、最も簡単な速読が、最初から本の20%しか読まないという方法である。そもそもノウハウだけ書かれているビジネス書は誰も読まない。売れない。だから、自分の経験談やエピソードを大量に書く。ここでもパレートの法則によれば、重要なのは全体の20%しかないのだ。だから、本文を読む前に、目次をしっかり読んで、読むべき個所を20%だけに限定してしまう。こうすれば、当然、読書スピードは5倍になる。かなり乱暴なやり方だが、これでも、実際に役立つ速読となる。

さて、どの方法がいいかと言えば、私のお勧めは神田昌典氏が推薦するフォトリーディングだ。ソフトフォーカスにすれば、目から入ってくる情報が多くなる。その分、脳が活性化し、無意識レベルで情報が取り入れられるようである。

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