自分の波動に似たものを引き寄せる
引き寄せの法則によれば、自分の波動に似たものを引き寄せるという。
つまり、自分の波動がお金持ち波動になっていれば、ドンドンお金を引き寄せるし、異性にモテモテの波動になっていれば、ドンドン異性が寄ってくるはずである。
スピリチュアル系に詳しい人であれば、よくご存じであるが、元祖引き寄せの法則のエイブラハムによれば、実は、宇宙全体を通して一貫して働く法則というのは、それほどないらしい。
例えば、時間や空間については、そもそも時間や空間も存在しない次元があるらしい。
しかし、引き寄せの法則についてはどの次元の宇宙においても一貫して適用される最も強力な法則ということだ。
もし、エイブラハムの意見が正しいならば(別に疑っているわけではないのだが)、もっとお金を稼ごうとするならば、一番大切なことはお金持ちの波動になることだ。
どんな仕事をするとか、どれだけ仕事にエネルギーを注ぐかは二の次だ。
一般的に信じられているのは大金持ちになった人は、一心不乱に仕事をした人と思われている。確かに、その側面はあるのだが、それは一心不乱に働いた人が、「一心不乱に働けば、仕事で成功し、大金持ちになれる」ということを信じて、そして、それを実行するからである。
つまり、一心不乱に働くことで自分の信念がさらに強化され、引き寄せの法則によって、自分の信じたことが具現化されるのである。
ところが、同様に一心不乱に働いているのだが、自分が成功できるかどうかに自信を持てない人は、やはり「一心不乱に働いても、自分なんかが成功できるかどうか分からない」という信念が、引き寄せの法則によって具現化されるのである。
目に見えないから普段は認識しにくいのだが、引き寄せの法則は法則なのだから、誰に対しても公平に働いている。
誰がリンゴを空中に投げても落下する。
同様に引き寄せの法則も誰に対しても公平に働く。
先ほどの例でいえば、一番大切なことは一心不乱に働くことではなく、自分にとって価値をもたらすプラスの信念を持つことなのである。
自分にとって価値をもたらすプラスの信念とは?
自分にとって価値をもたらさないマイナスの信念とは?
最初に、自分にとって価値をもたらさないマイナスの信念を考えてみよう。
「いつもお金がない」
「お金があれば、欲しい〇〇を購入できるのに」
「私は異性にもてない」「私は恋人がいない」
「仕事が遅い」
「私の容姿や体は醜い」
程度の差はあれ、多くの人がこんな信念、あるいは、コンプレックスを持っているだろう。
しかし、よく考えてみれば、こんな信念は全く役に立たない。
こんな信念を持っていれば、引き寄せの法則によって、自分の信念が引き寄せられてしまうではないか?
じゃあ、どうすればいいか?
簡単である。
自分にとって価値をもたらさないマイナスの信念を価値をもたらすプラスの信念に置き換えていけばいいのである。
「いつもお金がない」 → 「収入がどんどん増えていく」
「お金があれば、欲しい〇〇を購入できるのに」 → 「私は買い物上手である。計画を立てて、自分が本当に欲しいものをどんどんGETしている」
「私は異性にもてない」 → 「私はメチャメチャ異性にもてる」
「私は恋人がいない」 → 「私はメチャメチャ異性にもてるから、いつでも絶世の美女や美男を恋人に持てる」
「仕事が遅い」 → 「私は仕事がメチャメチャ早い」
「私の容姿や体は醜い」 → 「私は美しい」
「私はカッコいい」「私はセクシーな体形をしている」「私は逆三角形の体形をしている」
などなど。
信念入れ替え法
インセプションという映画をご存知だろうか。
クリストファー・ノーラン監督、レオナルド・ディカプリオ主演のSF映画である。
会社を分割させるというアイデアをライバル会社の経営者の潜在意識に植え込むという傑作映画である。
レオナルド・ディカプリオは、見事、この任務を達成するのであるが、私たちもレオナルド・ディカプリオに習って、自分の潜在意識にプラスの価値をもたらす信念を毎日植え込んでいくのである。
そして、その信念はやがて大きくなっていき、後は、放っておいても、引き寄せの法則にもとづいて、その信念が具現化されるのである。
こんなことができれば人生は簡単だ。
この際、マイナスの信念を持つことは卒業して、プラスの信念に置き換えて、自分の望み通りの人生を生きてみようじゃないか。
じゃあ、次に考えるべき問題はどうやって信念を植え込むかだ。
これまでに実践してきた方法であれば、自己催眠で変性意識状態になり、その後、数回、逆複式呼吸でさらにリラックスし、なりたい自分のセルフイメージを焼き付けるのがいいのかな。
成功イメージの場面の切り取りでは、イマイチしっくりこない。
もっと詳細に理想の自分のセルフイメージを作ったほうがいいかもしれない。
しばらく練習する必要がある。