人生ゼロからの出発


今年に入って、人生がことごとくうまく行っていない。

まずは、会社でみんなから総スカンを食らい、退職することとなってしまった。
会社の経常利益を倍にしたいというから、それを真に受けて、ありとあらゆる方法を提案したのに、ことごとく却下された。
しかも、約5,000万円ものコストダウンを実現したのに、降格となり、給料も23%も下げられてしまった。

しかし、考えてみれば、いいこともあった。(ことごとくうまく行っていないのではなかったのか。どっちやねん)。

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まず、いいことと言えば、FCFで優勝した。

FCFというのは、以前に本を出版したフォレスト出版のコンテンツファクトリーという、まあ、セミナー講師の養成講座なのだが、これで優勝したら会社を辞めて、セミナー講師になろうと思っていたのだ。そうすると、なんと、まさかの優勝。それもあって、会社を退職することにした。

会社を退職し、何回かセミナーを開催したのはいいが、全くお金になる雰囲気がない。
おまけにギックリ腰にはなるし、最後の給料も使い切り、退職して2か月後には、全くお金がなくなるのではないかという事態に陥った。

ただ、よく考えて見ると、ここでもラッキーなことが起きた。
まず、自分で退職願いを書いたから自己都合退職だと思っていた。
退職願いを書くときに、人事からも自己都合退職の欄にチェックをつけるように言われた。

ところがハローワークに行って退職理由を給料が大幅に下がったためですというと、「15%以上給料が下がった場合は、会社都合扱いになるかもしれません」と言われたのだ。
「念のため、会社に確認しますので、しばらく時間がかかります」と言われ、待っていた。

しかし、そのしばらくという期間がどの程度か分からず、自分からも何か抗弁をしなければいけないのではないかと気が気ではなかった。
1ケ月経っても連絡がなかったので、ハローワークに電話したところ「あー、手続き上、いつも1ケ月くらいかかっています。給料が15%以上下がっているのならば、会社都合扱いとなりますから、もう少しだけお待ちください」と言われた。
なんだ、そうなら、そうと早めに言っておいてくれ。

結局、それから数日後に会社都合扱いになりましたと言われ、40万円近いお金が振り込まれてきた。
このお金を使って、支払をストップしていた住民税や健康保険のお金も支払うことができた。

さらに、生命保険や個人年金を解約したのだが、こちらも解約金はほとんど降りてこないだろうと思っていたのだが、合計で180万円近いお金が入ってくることとなった。失業手当と合計すれば、300万円以上の金額となる。借金の支払をストップすれば、一年間は生活できることが分かった。

ただ、どちらにしろ、まだ収入のアテはない。家を売却することにしたのだが、離婚した妻に欲しいものがあれば引き取りに来てくれと2年ぶりに連絡した。まあ、これも良かったことに入るだろう。

さて、人生では色々と不思議なことが起こる。
スピリチュアルを信じている私には、特によく引き寄せの法則が働くようだ。
引き寄せの法則というよりも、むしろシンクロニシティともいうべきものだ。
ポジティブなシンクロニシティばかり起こればいいのだが、残念ながら、ネガティブなシンクロニシティもよく起こる。

先日、感銘を受けた本がある。「エクサスケールの衝撃」という本で現在稼働中のスーパーコンピュータ「京」の100倍もの性能を持ったスパコンが2020年には稼働し、その後、現在人類が抱えている様々な問題がごく短期間で解決されるだろうという内容だった。

例えば、太陽光発電の効率は現在10-20%程度だということだが、今と同じくらいのコストで効率が40%程度に上がれば、原発を再稼働させなくとも問題がなくなるらしい。

あるいは、電気自動車に使われている電池には蓄電機能もあるが、この効率が上がれば、夜間に安いコストで充電しておき、日中は電気自動車からのエネルギー供給でかなりの家庭電力をまかなえるなどの構想もある。
スーパーコンピュータの性能が今の京の100倍くらいになれば、様々なシュミレーションができ、一気に技術が進歩し、やがては働かなくても生きていける時代が来るとのことだった。

スピリチュアルが好きな人ならば、ご存知かもしれないが、実は同じ話はバシャールも言っていた。
バシャールというのは、アメリカ人のダリル・アンカがチャネリングをしている存在で、私たち人類よりも数千年進んでいる文明から話しかけているとされている。
そのバシャールによれば、スーパーコンピュータではないのだが、量子コンピュータが開発されており、実用化がもうすぐであると。
そして、量子コンピュータが実用化されれば、フリーエネルギーが開発され、その後、全てのものがフリーで手に入れられる時代が来ると言っていたのである。
これが数年前の話だ。いよいよバシャールの話が現実化するのかとワクワクしながら本を読んでいた。
それが、2017年12月5日のことだ。

そして、翌朝、TVニュースを見てみると、スパコンを開発しているベンチャ企業の社長が捕まったとのこと。
「まさか、エクサスケールの衝撃の斉藤元章社長か?」と思ったら、残念ながら、その予想が的中してしまった。
政府からの助成金4億数千万円をだまし取った疑いという。

しかし、ニュースキャスターの辛抱さんも
「だましとると言っても、この人の場合、スパコンを実際に開発し、そのスパコンが世界ランキング4位、日本では最速のスパコンになっている。助成金38億円のうち、4億円だけが不正にだましたとされているが意味がよく分からない。全ての新聞を読んだが、よく分からない事件だ」
と報道していた。

そもそも、スパコンといえば、1000億円以上の予算をかけて開発するもの。
1000億円の予算のなかには各種ソフトウエア等が含まれるとはいえ、たったの38億円で世界4位、日本最高速のスパコンを小さなベンチャー企業が作ったことは賞賛されるべきもの。
それが、一転、逮捕されるということは、どう考えてもはめられたとしか思えない。
しかも、私が本を読みだした翌日に逮捕とはどういうことだろうか。

いや、これは、以前にもこんな経験がある。
私がHAVIという会社に転職しようとした時のことだ。
オーストラリア人社長と大変息が合い、ぜひ取締役候補として来て欲しいと言われたのだが、なんとその翌日にマクドナルドの売上が前年比40%ダウンというニュースが報道され、HAVIの予算も全て凍結となり、結局、私の内定話も水の泡となってしまった。
シンクロニシティという観点からは、今回の話もそれに近い。

さらに、驚くべきことは斉藤元章さんだけでなく、懇意にして頂いていた近所の人も12月5日に有罪が確定したということだ。
この方の罪もよく分からない。

最初は他人の家の敷地に入ったということで逮捕される。
これも不審車が止まっているということで、車内を調べられ、バールが出てきたとのこと。これが理由で任意同行を求められ、そのまま逮捕。
そもそも、なぜ、他人の敷地に入ったのかも本人が曖昧な答えしかしていない。

さらに、2年前に他人名義のキャッシュカードを不正に入手し、65万円を引き出したとされている。
これも、そもそもどうしてキャッシュカードを入手できたのか、さらには、暗証番号をどうして知る事ができたのか謎だらけである。

また、当初は敷地に入ったことと、バールが車の中にあったことは認めていたが、65万円に関しては全く身に覚えがないと否認していた。
それが、12月5日に一転。自分で罪を認めたということなのだ。
こちらも何等かの事件に関係してはめられたとしか考えられない。

しかし、実は、事件なんていうのは私にとっては何の影響も及ぼさないものなのかもしれない。
それよりも、バシャール的に言えば、毎瞬毎瞬ワクワクすることをしていればいいということとなる。
それから、引き寄せの法則のエイブラハムによれば、毎瞬毎瞬幸福を感じていればいいのだという。そうすれば、引き寄せの法則に基づいて、どんどん幸福がやってくるという。

さあ、そういうわけで今日からゼロから人生再スタートだ。

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